在京及び在ニューデリーイタリア大使館は、来る6月17日イタリア時間10:00-12:00 (*)、インド太平洋の地政学的展望に関する先駆的なウェビナーを企画し、共催します。
同ウェビナーでは、イタリア、東京、インドを中継で結んで、最初に、伊日印三カ国の外務省の代表者であるイタリア外務・国際協力省ルーカ・サッバトゥッチ グローバリゼーション・地球問題担当局長、日本国外務省 宇山秀樹欧州局長、インド外務省リーヴァ・ガングリー・ダス(東方担当)外務次官により開会の辞が述べられます。続いて、欧州政策研究センター(CEPS)のステファーニア・ベナーリアの司会により、地政学を専門とする世界的に著名な研究者である、ルーチョ・カラッチョロLIMES(イタリア地政学誌)主幹、菊池 努日本国際問題研究所上席客員研究員、インドORF財団ハーシュ・パント氏の三氏に、討論を行っていただきます。本ディスカッションの締めくくりには、ジョルジョ・スタラーチェ駐日イタリア大使とヴィンチェンツォ・デ・ルーカ駐印イタリア大使が登壇します。
上記ウェビナーの開催に当たって、ジョルジョ・スタラーチェ大使は、「イタリア、インド及び日本の各外務省の高官の協力により、インド太平洋という、益々注目されつつある地域の戦略について、国際関係を専門とする気鋭の研究者の分析的視点を踏まえて、同地域の状況を見定める貴重な機会です。同地域では、ヨーロッパで取引される物品の50%が海上輸送されており、2021年には、世界銀行の推定によるとGDP成長率は7.4%に等しく、地政学的緊張が高まっています。」と述べています。
また、ヴィンチェンツォ・デ・ルーカ大使は、「イタリアは、緊密な協力関係、エネルギー転換、デジタル化に焦点を当てて、同地域における存在感を高めようとしております。そのために、包括的多国間主義を推進し、インド太平洋におけるヨーロッパの戦略に積極的に貢献していきます。」と述べています
(*)ウェビナーの詳細ならびに参加登録は、こちらをご覧ください。
在日及び在印イタリア大使館共同発表