日伊両国の名高い教育機関であるイタリア高等国防研究センター(CASD)と防衛研究所(NIDS)の間で戦略研究分野における協力を申し合わせる文書の署名式が2月16日(金)にイタリア大使館で執り行われ、ジョルジョ・スタラーチェ大使が見守る中、国防武官フランチェスコ・ジョルダーノ陸軍大佐の立ち会いのもと、防衛研究所の山本達夫所長が署名しました。CASDならびにNIDSは国防・安全保障分野における高級幹部の育成を担う機関としての役割を果たしています。
スタラーチェ大使は挨拶の中で、CASD所長のマッシミリアーノ・デル カザーレ陸軍中将(Lt. Gen. Massimiliano Del Casale)の尽力への感謝の意を表するとともに、日伊両国の国防分野において強化されつつある協力関係にさらなる一片を加える合意文書の重要性を強調しました。2017年5月にイタリアのロベルタ・ピノッティ国防大臣が訪日した折に署名した、イタリア国防省と日本防衛省との防衛協力・交流に関する覚書が、今回まさしく実を結んだと言え、日伊のパートナーシップの戦略的価値をさらに指し示すものであると大使は言葉を続けました。